1週お休みした毎週水曜日の配信、『このクソ素晴らしき世界』ですが、前回は、近代日本”忖度”の構造と遺伝子シリーズとして、対外的危機を前に、あえて「対立」という西洋近代の国家像ではなく「一体化」戦略をとった日本が抱えた統治における歪みを論じました。今回はその後編!
主役は、明治憲法にあって日本国憲法ない憲法上の機関「枢密院」
「憲法の番人」と呼ばれながら、批判的な見方も多い機関。しかし、当事者や関係者の言説をたどると一面的には論じきれない多層的な姿が浮かび上がります。
あらゆる意味で近代化した日本の統治を「支えた」ことは間違いないし、それは当時のエリートの共通認識の具現化でもあったのでは??
とはいえ、私は「枢密院的なもの」がシステム及び遺伝子レベルで敗戦後も日本の統治に染み渡った影響を見逃しきれません。
そしてその影響は、私が属する日本の「司法」の輪郭をも規定しています。そりゃそうだよね、裁判所があったのに裁判所以外の機関が「憲法の番人」てどういう制度設計なんよ&それって戦後本当に払しょくされたんかいな。
戦後日本社会の構造やアイデンティティを理解するのに役立つ補助線を引けたらと思います。とはいえ、話すのすげえ大変だぞ☆
今夜20時から、ぜひご参加ください<(_ _)>
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